自分で会社設立しよう!Let’s起業!【Set up!わが社】
分社 子会社

分社化、子会社を作ろう

「大男総身に知恵が回りかね」という言葉があるように、組織の急速な拡大は意思伝達や内部統制に障害をもたらしてしまうものです。会社の経営が順調であればあるほど急速な拡大は避けられないものとなってしまいます。ここでは大きくなった会社の分社化や子会社設立のメリットを中心に解説していきます。

分社化、子会社を作ろう 〜 会社をグループ化するメリットとは

会社の規模を大きくすることは、代表的な会社設立時の当面の目標といえます。

しかし、会社は大きくなればなるほど全体に目が行き届かなくなり、会社全体の統率が取りにくくなってしまいます。会社の拡大が進む中で、経営者はどのような判断をすればいいのでしょうか。

会社の肥大は崩壊に繋がる

会社や国といった多くの人間が集まって構成されている組織というものは、大きくなれば大きくなるほど些細なトラブルが崩壊の火種となるものです。

参加する人間の数が大きくなればなるほど指導しにくくなり、出身地や大学などを共通項とする派閥に人が集まって権力が強くなっていき本来のリーダーと対立するようになるものです。

社内派閥が横行するようになると、「どの派閥に属しているか」が評価基準になり労働意欲を減退させることもしばしばです。会社が大きくなることは良いことばかりでなく、会社自体を崩壊させるリスクを高める原因にもなるのです。

分社化と子会社

会社の規模は、経営が順調であればあるほど大きくならざるを得ません。会社規模の拡大を行いながら拡大に伴うリスクを回避する為には、分社化と子会社設立が有効になります。

会社を事業ごと・支社ごとに分割する分社化と、親会社からの出資比率が50%を越える別会社を立てる子会社設立は、有効な経営戦略の一つといえます。

分社化のメリット

分社化は本来一つであった会社を分割してそれぞれを会社とする経営手法です。分社されたそれぞれの会社は受け持つ事業に対する責任と権限が大きくなります。

これにより会社ごとのフットワークが軽くなり、分社前に出来なかった事業展開に打って出られるようになるなどの効果をもたらします。また、連結納税制度を利用することで、赤字会社と黒字会社の損益を通産して納税額を抑えることも可能です。

子会社のメリット

子会社は親会社による新規設立もしくは公開株式の取得による議決権・経営権の支配によって成立します。

子会社を別会社として新規設立する場合、2年間の消費税免税処置が取られます。子会社の経営が順調で黒字のとき、子会社の利益を親会社に移すことができます。また、賃金体系も子会社独自に設定できるので人件費を抑えることも可能というわけです。

分社化・子会社のデメリットとは

将来を見据えて分社化・子会社を設立することは有効な経営戦略ですが、必ずしも成功するというわけではありません。分社化・子会社設立するということは、その分だけ会社経営に掛かる経費が必要になります。

また、会社ごとに経理処理を行う必要が出るため人件費や光熱費も増加することもあります。連結納税の手続きを取っていないと納税額が増えてしまうこともあるため、分社化・子会社設立は慎重に行うべきといえます。

  • <会社設立の基礎知識>設立の意味と目的・手続き・費用・資本金など
  • <会社の設立に関わる法律>会社法・商法・商業登記方など
  • <会社の円滑な運営に不可欠な仕組み>就業規則・福利厚生・昇進/昇級など
  • <会社設立コラム>売却利点・子会社・助成金・リストラなど